「塩ニズム」とは何か~門地と血統で動くこの社会~心の中の差別と天皇制~
皆さんにダジャレをひとつ伝授したいと思います。
シオニズムは塩ニズムだ――なんちゃって。
あながち間違いでもないと思うんですよ。
だって、そうおもいません?
ユダヤの故郷の「シオンの地」と聞いて浮かぶイメージは、
塩(シオ ン?)の血だから清めるべき場所みたいな・・・
ソルトのブラッドです。
そう考えると、神道がユダヤ教であるのはなにも不思議ではありません。
日ユ同祖論を唱える人にはシオニストが一部いるようですが、
見分けるのは簡単です。
それは、日本人はユダヤの血を引いているから同胞だとかそういうものです。
あと、よくある万世一系論。
っていうか、血なんて大したことじゃないのになんでそんなにこだわる?
実は今の皇室が南朝なのはほぼ明らかですが、
その事実は、「血」にこだわる人が公開を許さないのです。
別にそれを言ったからって大したことないのに。
大切にすべきなのは血ではなく文化だと思うわけです。
そんなことさえ分かっていない人たちがまだまだいるんです。
この世は本質をないがしろにして形式を大事にしますから、
おかしなことだらけです。
それが塩ニズムの特徴なんですね。
「門地と血統」これを何よりも重要視している。
それこそが優性エリート思想と殺人正当化のための差別を作る根源です。
だいたい、天皇さんの思うことなら何でも叶えさせてあげたいとか言う人も
おられますが、本当に彼のことを想っているならばそんな言葉は出てこないはずです。
つまり、こういうことです。
「ならば、もし天皇陛下が天皇を辞めたいと言ったらどうするのか?」
あなたは答えられるだろうか。
天皇のファンならばよかったのに
天皇制を心のどこかで求めているからこんなことが起きるのである。
真の保守は天皇制の欺瞞に気が付いているべきである。
本質よりも形式を重要視している。
その人が生きる理由というものを消滅させてしまっているのだ。
ソクラテスは死ぬ直前、逃げられるから今のうちにと誘った弟子を振り切った。
「あなたが死んでしまうと残された奥さんやお子さんはどうなるのでしょう」
「それは、私が生きる理由にはならない」
「でも今なら死なずに済みますよ」
「私を引き止めることができなければ刑は引き受ける、悪法も法だ」
「なぜ死を選ばれる・・・私には分からない」
ソクラテスは、おそらくこのようなことを言ってもらいたかった
(気がついてほしかった)のだろう。
「人間というものは、
生きているだけで価値があるんですよ」
死んでもいい人、いなくてもいい人なんてどこにもいなんだということ。
それがあなたの生きる理由です、と。
それが最後に残したメッセージだったんです。
生きていることそれ自体に価値を見いだせないから、不和が起きるんです。
現代社会は平等だと思っている人も多いような気がする。
しかし、それは法律上の言葉の中だけの世界に過ぎない。
人々の心に差別や形式重視がある限り、本当の平等はやってこないのだ。
それなのにそれを無視するかのように「平等」であるという欺瞞がまかり通っている。
権力者には、「この世は平等だ」と思っていてほしいのである。
人が無意識に何かを根拠に差別していることに気がつかれたくないから。
そう、ピラミッド社会というのは、
お互いに差別を必要とする世界なのである。
私は別に反天皇制論じゃでもないし、天皇家が嫌いという訳でもないが、
おかしいとは思わないだろうか。
差別を否定し、平等を目指しているはずの国家が
「門地と血統」にもとづく天皇制を支えていること。
人を「生まれによって」扱いを変えること。
反天皇制の意見が新聞に載らず、テレビで報道されないこと。
天皇がなくなりかけると毎日の体温、血圧を報道すること。
差別と天皇制というものは、現在の“民主主義”社会の中で
しぶとく人々の心の中にまで入り込み、
日常にあふれているまるで実体があるかのようにふるまうもの。
この世は見えないものが動かしているのである。
決して見ることができない。
電磁波だって見えない。
心の奥まで見透かすのはできない。
そういうもの全てが、システムを形作っているのである。
門地と血統で人が判断される社会。
それは、国民総背番号制度と似たところがある。
あのカードは人間の本質を一切表わしていない。
いつしか文明というものを信奉するようになった人々。
その文明なるものは、ほとんどすべてが「塩ニズム」に通じている。
「塩ニズム」から脱却するのはそう簡単なことではないはずである。
なぜなら、個人主体の世の中ではないからである。
「近代的個人」、「自由=責任」など全て幻想の中の虚構であるとしか言いようがない。
「塩ニズム」。それは世界の空気を牛耳っている。
民主主義というもの自体も、根本から疑う必要がありそうだ。
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